政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」(座長・佐藤幸治京大名誉教授)のメンバーは5月9日、釧路市阿寒町と釧路管内白糠町で、地元や近隣の道アイヌ協会員らと意見交換しました。苦しい生活の実情を訴え、観光、漁業の推進策や、学校教育でアイヌ語などの文化を教えることを要望する声が相次いで出されていました。

 意見交換には佐藤座長、高橋はるみ知事ら委員6人と、アイヌ民族の人々ら計40人が参加し、道アイヌ協会美幌支部の木村君由美(きよみ)さん(22)は「若い世代がアイヌ文化を学ぶ場が少ない」と述べ、教育体制の整備を求めました。

 白糠では棚野孝夫町長とも懇談し、棚野町長は、町内の漁業者のアイヌ民族が所得が低いため跡取りが少ない現状を説明し「魚の加工、販売ができる施設があれば、漁に出ない家族も働けて、収入になる」と要望しました。委員らは阿寒湖温泉の阿寒湖アイヌコタンも視察しました。


       アイヌコタンを視察する佐藤座長(左から2人目)ら

            有識者懇談会の委員

            (アイヌ視察)

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